ヤクルト・翔聖、WBC 目指す台湾代表に選出

ヤクルトの育成右腕、翔聖投手（19）が 8 日、2 軍の宮崎・西都キャンプを離れた。2026 年 3 月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）本選出場を目指す母国・台湾代表に選出され、今月 21 日から台北市で行われる予選に出場するため、9 日にも台湾入りしてチームに合流する。

台湾出身の翔聖は 2023 年秋のドラフト会議で育成ドラフト 1 位で指名され、台湾・鶯歌（いんぐ）工商高を卒業した昨年 6 月に入団。台湾人の父と日本人の母のもとに生まれて両国籍を持ち、1 年目の昨季はイースタン・リーグで 2 試合に登板した。

球数や連投など一定の制限はあるが、練習試合などを経て予選に臨む予定。台湾は昨年 11 月に開催された国際大会「プレミア 12」の決勝で日本を破って初優勝に輝いた。WBC 出場を目指し、翔聖が母国の力になる。