「逃げ出したい気持ちある」今永昇太が MLB 開幕前日に胸中を激白

カブスの今永昇太が、MLB 開幕前日会見に出席し、プレッシャーとの向き合い方について語った。

「逃げ出したい気持ちある」今永昇太が MLB 開幕前日に胸中を激白

MLB 東京シリーズ 2025 が 3 月 18 日に開幕する。カブスの今永昇太が、その前日会見に出席した。

今永は、日米の野球ファンから大注目となるオープニングゲームでの登板に臨む。相手は昨年のワールドシリーズを制覇した強豪ドジャースで、球界の誰もが認める超スーパースター大谷翔平をはじめ、リーグ MVP の経験を持つフレディ・フリーマン、チーム加入1年目で 33 本塁打を放ったテオスカー・ヘルナンデスら破壊力あるバッターが名を連ねる。

31 歳の左腕は「チームにもメンタルコーチがいますけど、しょっちゅう相談するほど自分はメンタルの強い選手だと思っていない。かなりプレッシャーも感じていますし、逃げ出したいような気持ちもある」と語り、登板前日の胸中を素直に告白する。

では、その重圧をどう克服するのか。今永は同僚左腕であるジャスティン・スティールに相談すると、「心配するな。100 年後は誰も覚えてる奴なんていない」と声をかけられたという。

チームメイトの優しい言葉に勇気をもらった今永だったが「100 年間、もし僕が生きていたら覚えているけどな」とユーモアを交えながらエピソードを紹介。会見場からは笑いが起こった。「とにかくスティールから教わったので、僕のメンタルはもう大丈夫です」と言葉に力を込めた。

相手のマウンドには侍ジャパンの同僚として、23 年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を掴んだ山本が上がる。「彼はチームを鼓舞することのできる投手なので、彼の投球でドジャース打線が勢い付くのは間違いない。そうなった時に自分が(気持ちで)変わらないようになれるか」を勝負のポイントに挙げており、「本当に特別な試合になると思う。自分の持っている力以上を出したい」と決意する。

メジャーの開幕戦が日本で開催するのは6年ぶり。貴重な機会となる今回のマウンドは自らの野球人生の中でも「一番になる」と答え、「ユニホームを脱いで自分が野球をやめる瞬間に、この東京ドームで先発したことが真っ先に頭に思い浮かぶような、そういう思い出になれば幸せだと思います」と表情を引き締めた今永。世界最高峰の舞台での好投をあらためて誓った。

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