松村雄太の引退とカーリング界への恩返し:未来への挑戦
カーリングのスター選手、松村雄太が現役引退を発表。今後のカーリング界への貢献を誓う。

松村雄太の現役引退
2025年5月、カーリング界のスター選手、松村雄太(35歳)が現役引退を発表しました。松村は世界選手権で4位に入るなど、日本のカーリング界に大きな足跡を残しました。昨季限りで現役を退いた松村は、時事通信の取材に応じ、「後悔はない」と語りました。
競技生活の振り返り
松村は長野県出身で、コンサドーレに所属していた2019年から2021年にかけて日本選手権で3連覇を達成。2019年の世界選手権では、日本男子史上最高の4位に入りました。しかし、2021年の北京五輪最終予選で五輪切符を逃し、2022年にコンサドーレを退団。その後、TM軽井沢に加入しましたが、今年の日本選手権では2次リーグで敗退し、来年のミラノ・コルティナ五輪への道は断たれました。
未来への展望
松村は20年以上にわたる競技生活を振り返り、「負けたことの方がたくさん思い出す」と語りました。今後は未定ですが、カーリング界に「恩返しがしたい」と語っています。日本男子のレベルは世界上位と比べて「10年ぐらい遅れているかもしれない」と危機感を口にし、「その差を埋めるために海外へ勉強しに行きたい」と競技力向上や普及への貢献を誓いました。
松村のメッセージ
松村は、「大きな分かれ道だったが、その選択をしてよかった。世界に出て選手として認知してもらい、人とのつながりをつくれて楽しかった」と振り返りました。今後の活動については未定ですが、カーリング界への貢献を続けていくことを約束しました。