島田慎二氏が日本バスケットボール協会新会長候補に内定、Bリーグとの兼務で新たな時代へ
日本バスケットボール協会は、Bリーグの島田慎二チェアマンを新会長候補に内定。9月の評議員会で正式決定予定。

日本バスケットボール協会は、2025年6月28日に東京都内で評議員会を開催し、新会長候補としてBリーグの島田慎二チェアマン(54)が内定したことを報告しました。正式決定は9月の評議員会と理事会で行われます。
島田氏は、2016年から5期務めた三屋裕子会長(66)の後任として、Bリーグの次期チェアマン候補者にも内定しており、両職を兼務することになります。協会の渡辺信治事務総長は記者会見で、利益相反を考慮し、協会からBリーグに対する処罰などのケースでは、島田氏を議決に加えないことも選択肢になると説明しました。
また、協会で強化を統括する技術委員長を16年から務めてきた東野智弥氏(54)が今月末に任期満了で退任することも発表されました。米プロNBA、レーカーズの八村塁ら海外でプレーする選手との窓口となる担当者について、渡辺氏は「10月をめどに開示できる態勢を考えている」と述べました。八村が男子日本代表の在り方や監督人事を批判したことを受け、三屋氏が昨年11月に設置方針を示していたことも背景にあります。
今回の人事変更は、日本バスケットボール界にとって新たな時代の幕開けを意味します。島田氏のリーダーシップのもと、国内リーグと国際舞台でのさらなる躍進が期待されます。