2026年ワールドカップの舞台：アメリカ、カナダ、メキシコ

2026年ワールドカップは、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国で共催されます。特にアメリカでは全試合の4分の3が開催されるため、アメリカのスタジアムの質が注目されています。

スタジアムの質と設備

アメリカのスタジアムは、スポーツエンターテインメントの最先端を行くだけあって、どこも非常に優れています。1994年にアメリカで開催されたワールドカップとは異なり、すべてのスタジアムが新しく、設備も充実しています。特に球技専用のスタジアムでは試合が見やすく、大型ビジョンなどの設備も日本とはレベルが異なります。

酷暑との戦い

夏の暑さは大きな課題です。屋根付きドーム型スタジアムでは暑さを気にする必要はありませんが、屋根のないスタジアムでの昼間の試合では、酷暑との戦いが待っています。実際、現在開催中のクラブワールドカップでも、正午キックオフの試合では多くの選手が厳しい暑さに苦しんだと語っています。

突然の豪雨

突然の豪雨も日本と同様の難題です。例えば、シンシナティで行われたパチューカvsザルツブルクでは、雷雨で試合が中断しました。また、フィラデルフィアで行われたザルツブルクvsレアル・マドリードでも、日中は30度を超える暑さだったのに、試合開始前に激しい雨が降りました。

芝の問題

昨年のコパ・アメリカでは、天然芝の処置が雑で不満の声が多く聞かれましたが、今大会ではそのような問題はありません。FIFAはアメリカの大学との共同研究で準備を進めた天然芝に自信を持っており、関係者も「芝は完璧だ」と断言しています。

アメリカのサッカーへの関心の低さ

アメリカを訪れて一番感じるのは、来年開催されるワールドカップに対する関心の低さです。現在開催中のクラブワールドカップも含め、どの都市にも高揚感や盛り上がりがほとんどありません。空港や街にポスターやバナーはなく、テレビのニュースでもサッカーについてはほとんど触れられていません。