DeNAの新星・小園健太、プロ初勝利で「18番」の重みを背負う
DeNAの21年ドラフト1位・小園健太が中日戦でプロ初勝利を飾り、その成長と今後の期待を探る。

プロ初勝利の瞬間
2025年7月3日、横浜スタジアムで行われたセ・リーグのDeNA対中日戦で、DeNAの21年ドラフト1位・小園健太投手(22)がプロ初勝利を手にした。小園は5回3失点の力投を見せ、チームの8-5の勝利に貢献した。
試合のハイライト
3回2死二塁の場面で、小園は中日のボスラーをスライダーで空振り三振に抑え、絶叫しながらガッツポーズを決めた。この瞬間が、彼のプロとしての第一歩を象徴するものとなった。
迷走からの脱却
小園は21年ドラフト1位で市和歌山からDeNAに入団し、三浦監督が引退して以降、「準永久欠番」ともなった「18」を背負った。しかし、より良いフォームを模索し続ける中で迷走し、伸び悩んだ。1軍での唯一の登板は3年目の昨年4月で、この日と同じ中日戦だったが、2回2/3を投げ7安打5失点と苦戦した。
今季の成長
危機感を抱いた小園は、オフに体を仕上げ、キャンプでは坂本からスプリットチェンジを学び、投球の幅を広げた。今季はイースタンリーグで12試合6勝2敗、防御率1.67と好調を維持し、ようやく開花の兆しを見せていた。
今後の期待
勝利球を手に、小園は「小園健太というありのままのピッチングを見せようと頑張りました」と語った。これから「18番」を自分の色に染めていくことが期待される。
プロフィール
- 名前: 小園 健太(こぞの・けんた)
- 生年月日: 2003年4月9日
- 出身地: 大阪・貝塚市
- 身長/体重: 185cm/90kg
- 投打: 右投右打
- 年俸: 690万円(推定)