試合の背景

2025年7月13日、ジョージア州アトランタで開催されたWWE女子最大イベント「エボリューション」で、ナオミとジェイド・カーギルの因縁の対決が行われた。昨年11月、ジェイドがバックステージで襲撃され、その犯人としてナオミが名乗り出たことで、両者の確執は深まっていた。

試合の経過

試合はナオミが「マネー・イン・ザ・バンク」のブリーフケースを振り回して開始。ナオミはケンドースティックやパイプ椅子、チェーンなどを駆使してジェイドに猛攻を仕掛けた。一方、ジェイドもチェーンを奪って顔面を殴打し、トラッシュ缶を被せた状態での二段蹴りと応戦。

衝撃のサミング攻撃

試合のクライマックスでは、ナオミがリング内のテーブルを逆さにし、鋭利な脚をジェイドの目にグリグリと押し付けるサミング攻撃を敢行。ABEMA実況では「テーブルの脚に突き刺しています！」と物騒な声が響き、ファンからも「痛い痛い」「狂ってる」「正気じゃない」「それはアカンって」と悲鳴が続出した。

試合の結末

ナオミはパイプ椅子での場外テーブル葬や“Xファクター”でパイプ椅子に叩きつけるなど凶行を重ねたが、最後はジェイドの“雪崩式ジェイデッド”で敗北を喫した。しかし、ナオミの暴走は止まらず、敗戦直後にイヨ・スカイ対リア・リプリーの試合に乱入し、「マネー・イン・ザ・バンク」のキャッシュインを強行。イヨから女子世界王座を強奪し、「SmackDown」から「RAW」へ電撃移籍した。

今後の展望

この試合でナオミとジェイドの因縁は一応の決着を見たが、ナオミの暴走は止まらなかった。彼女は「勝利のためには手段を選ばない危険なレスラー」として、女子ディヴィジョンの中心へと一気に躍り出た。