サクラフィフティーン、RWC壮行試合第2戦へ向けて

7月24日、『太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2025』女子スペイン代表戦に臨むサクラフィフティーン（女子日本代表）のメンバー発表会見が行われた。レスリー・マッケンジーHCは、『ラグビーワールドカップ（RWC）2025』イングランド大会の壮行試合となる第2戦に向けて、チームの抱負を語った。

マッケンジーHCの戦略

「秩父宮での国内最後のテストマッチ2日前ということで、本日もチームでとてもいいトレーニングができ、全員のモチベーションを実感しているところ。ラグビーファンの前で私たちの実力を見てもらう機会をとても楽しみにしている」とマッケンジーHCは語った。

7月19日・32-19の逆転勝利となった初戦を受けての第2戦、9月7日（日）・『RWC』プール戦第3戦を控えた中でのスペイン戦について、マッケンジーHCは以下のように述べた。

「私のコーチングのキャリアの中でも『RWC』のプール戦で対戦する相手と事前に2回戦う経験はしたことがないし、とても珍しいシナリオだと思う。私たちは先週末成功した部分を今週突き詰めたいと思っている。モールは先週末成功したが、相手もモールディフェンスを精査してくると思うので、今週末どうなるのかは正直わからない。相手がどう出るかを見極め、私たちも打つ手をどんどん変えていく必要がある。」

選手たちの意気込み

オンライン会見にはFL長田いろは主将、LO吉村乙華、SH阿部恵も出席し、今週末のゲームへの意気込みを口にした。

長田「前回の試合から1週間ハードに準備してきたが、スペインもハードな準備をしてきていると思うので、とてもチャレンジングな試合になると思う。みなさんに国内で生で見てもらえる試合はこれが最後なので、サクラフィフティーンのこれまで準備してきたこと、サクラフィフティーンのラグビーを見せて勝ちたい」

吉村「前回の試合はFWでしっかり点を取れたので、今回の試合もそこをしっかりフォーカスしていくことと、まだたくさん課題が残ったのでしっかり修正してFWらしく、ジャパンらしくやっていきたい。FWパックとしてひとつ一つの基礎を大事に取り組んで、自分たちのセットピースに出せている」

阿部「試合は勝てたが、FWがスコアしてくれた部分が大きかったので、BKで得点することを目指していきたい。FWで身体を当ててディフェンスを集めたところでBKでボールを運べば、絶対スコアできると思うので、選手間で共有しながら、うまくボールを運びたい」

試合詳細

『太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2025』女子日本代表×女子スペイン代表第2戦は7月26日（土）・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日、数量限定で大会リーフレットを来場者に配布。試合後には来月『RWC2025』イングランド大会に挑む女子日本代表の壮行セレモニーを行う。試合の模様はBS日テレにて生中継。チケット発売中。

女子日本代表は7月27日（日）に『RWC2025』大会登録メンバー32名を発表。8月9日（土）・イタリアでの女子イタリア代表のテストマッチを経て、24日（日）に『RWC2025』イングランド大会プールC・女子アイルランド代表戦、31日（日）に女子ニュージーランド代表戦、9月7日（日）に女子スペイン代表戦と対戦し、上位2位までのノックアウトステージ準々決勝の切符を目指す。