イチローのプロ野球ルーキー時代:山森雅文が語る伝説の始まり

イチローのプロ野球ルーキー時代を、元オリックスの山森雅文が振り返る。18歳のイチローがどのようにして伝説の始まりを築いたかを語る。

イチローのプロ野球ルーキー時代

米大リーグで通算3089安打を放ったイチロー氏は、日本人として初の米野球殿堂入りが決まり、2025年7月27日にニューヨーク州クーパーズタウンでセレモニーに参加した。打撃と並ぶイチロー氏の魅力が、強肩と脚力を生かした外野守備だ。18歳で入団したオリックスにいた守備の達人、山森雅文さんが当時のイチロー、いや“鈴木一朗”の姿を振り返ってくれた。

山森雅文の印象

「肩が強くて、足が速い。その印象がすごかったです。最初は3年くらいは抜かれないな。大丈夫だと思っていたんですよ。でも途中からもう、これ絶対やられる。抜かれるなと。そう思ったらもう、あっという間でしたね」

18歳の「鈴木一朗」から受けた印象は今も生々しい。こう口にするのは阪急、オリックスで外野守備の名手として鳴らした山森雅文さんだ。ドラフト4位で入団してきたイチローと出会った1992年、自身は31歳。当時の感覚で言えば、現役生活の終わりを意識する頃だった。

イチローの外野守備

愛工大名電高では投打二刀流だったイチローは、プロでは外野に専念。そして1年目から1軍のシートノックに参加したことがあった。のちに“レーザービーム”として世界を釘付けにする爆肩を、すでに披露していた。「肩強えな、こいつ……ってね。モーションは大きかったけど、強さがケタ違い。コントロールもいいですし」。当時のイチローは中堅を守ることが多かった。ポジションがかぶる山森さんが、13歳下のルーキーに伝えたチームの伝統があった。

オリックスの伝統

オリックスの前身は阪急ブレーブス。1975年から日本シリーズを3連覇するなど長くパ・リーグで強豪の地位にあった。特に外野守備は鉄壁で、通算1065盗塁の福本豊を中心に、伝統が息づいていた。

「イチローにも『落下地点まではよ行け』と。そう言ったのは覚えていますね」

どういうことか。福本さんは山森さんによく「もう目を切って、どこに落ちるか、そこだけや。それが一番速い」と言っていたのだという。バットがボールに当たる音がした瞬間に打球から目を切って、大体ここに落ちると想定した地点に走り出せというのだ。極論するなら、打者の癖や配球から考えれば、打つ前にスタートを切れるはずだというのだ。

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