【中京記念】キープカルムの圧巻パフォーマンス!松山弘平と新タッグで勝利を目指す
中京記念でキープカルムが松山弘平を背に坂路を力強く駆け上がり、勝利を目指す。充実した走りと新タッグの可能性に注目が集まる。

キープカルムの充実ぶり
サマーマイルシリーズ第1戦のしらさぎSを制したキープカルムは、新たに松山弘平を背に坂路で単走を行いました。序盤から活気十分の身のこなしで、その充実ぶりが伝わってきます。残り1Fに差しかかったところで鞍上が肩ムチを入れると、流れるようにスムーズなギアチェンジでグイッとひと伸び。夏場でもしっかり負荷をかけられ、4F51秒7~1F12秒0を刻みました。
松山弘平の感想
この日が初コンタクトだった松山は、「非常に乗りやすい。無駄な力を使わないので、しっかり走れているんだと思います」と好感触を伝えました。前走のしらさぎSでは中団インで冷静に進め、直線では追い出しを待たされる場面もありましたが、馬場の真ん中に進路を見つけると、持ち前の勝負根性で馬群を割って先頭へ。ゴール前は外から迫った昨年の2冠牝馬チェルヴィニアを1馬身差でねじ伏せ、重賞初制覇を飾りました。
中竹師のコメント
中竹師は、「強い馬を負かしてくれた。馬が以前より良くなったというよりも、自分の力を出し切れたことが勝因」と言い切りました。重馬場で9着だった3走前の東風Sを除けば、全て掲示板を確保している堅実派です。当日の天気予報は曇りのち晴れ。良馬場なら前走と同様のパフォーマンスが期待できます。
左回りの経験
左回りは新潟に遠征した昨年8月の五頭連峰特別2着以来、2度目です。「新潟と中京で馬場は大きく変わらないし問題ない。むしろ(直線で)坂がある中京はいいと思う」と舞台を歓迎しました。
優秀な血統
3代母は95年オークス、96年エリザベス女王杯とG12勝のダンスパートナーで、半妹カムニャックは今年のオークス馬。優秀なDNAを受け継ぐ優等生がサマーマイル重賞連勝を狙います。