ソフトバンクの現状

2025年のパ・リーグは波乱の幕開けとなった。昨季の王者ソフトバンクは開幕3連敗を喫し、その後も苦戦が続いている。特に、甲斐拓也捕手の巨人へのFA移籍が大きな影響を与えていると見られている。

甲斐拓也の存在感

甲斐は守備力に優れ、特にワンバウンドの投球を確実に止めるブロッキング技術が高く評価されていた。エースの有原航平投手も甲斐の存在により、フォークボールを思い切り振ることができていた。しかし、今季の有原はフォークが決まらず、甲斐の不在が痛手となっている。

捕手陣の課題

今季、ソフトバンクは海野隆司、谷川原健太、渡邉陸の3捕手がスタメンマスクをかぶっているが、経験不足が目立つ。飯田哲也氏は「経験の少ない捕手は試合の流れを読むのが難しい」と指摘する。

未来への戦略

ベテランの活用

飯田氏は「経験豊富な投手が捕手をリードする形が良い」と提案。また、嶺井博希捕手の活用も推奨している。嶺井は10日に1軍昇格し、11日のロッテ戦で同点のきっかけとなる打撃を見せた。

コーチの役割

コーチが捕手に指示を出すことも重要だ。例えば、「大事な場面ではベンチを見ろ」や「ここは四球で歩かせてもいい」といった具体的な指示が効果的である。

結論

ソフトバンクは課題が多いが、正捕手の育成は連覇を達成する上で避けて通れないポイントだ。侍ジャパンの挑戦は続く。