ニックスとペイサーズの歴史的なライバル対決

2025年5月17日、NBAプレーオフ2025のイースタン・カンファレンス準決勝第6戦が行われ、ニューヨーク・ニックスがボストン・セルティックスを下し、25年ぶりにカンファレンス決勝への切符を手にしました。ニックスは、先に進出を決めていたインディアナ・ペイサーズと対戦することになりました。

長年のライバル関係

ニックスとペイサーズは長年にわたりライバル関係にあります。2000年のカンファレンス決勝で対戦した相手もペイサーズであり、さらに前年の1999年のカンファレンス決勝も同じカードでした。1999年の対戦では、8位シードながらもラトレル・スプリーウェルを中心にプレーオフを勝ち進んだ“ミラクル・ニックス”がシリーズを制し、ファイナル進出を決めました。2000年はレジー・ミラー率いるペイサーズがニックスを下しています。

昨年のプレーオフでの激戦

両チームは昨年のプレーオフでもカンファレンス準決勝で激突し、第7戦にもつれこむ激戦の結果、ペイサーズがニックスに勝利しています。同シリーズの第2戦では、解説を担当していたペイサーズOBのミラーに対し、ニックスのファンがブーイングのチャントを行なっていたことからも、両チームの因縁がうかがえます。

WWEでの予言？

昨年6月に行われたアメリカのプロレス番組『WWEスマックダウン』の一コマが、現在SNSで話題になっています。ニックスの本拠地でもあるマディソン・スクエア・ガーデンで行われた同番組の試合中、応援に来ていたタイリース・ハリバートン（ペイサーズ）が出場者のローガン・ポールを助けるべく手に真鍮のナックルを装着してリング入りを試みると、同じくリングサイドで観戦していたジェイレン・ブランソン（ニックス）が止めに入りました。最終的にパイプ椅子を手にしたブランソンとナックルを装備したハリバートンがリング上で一触即発の状態になり、会場は大いに盛り上がりました。

今後の試合日程

ニックスとペイサーズのカンファレス決勝は、22日に第1試合を予定しています。歴史的なライバル対決に、ファンの熱い注目が集まっています。