アンドリュー・ジョーンズ氏のWBCオランダ代表監督就任

2026年に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）において、元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏がオランダ代表の監督に就任することが発表されました。ジョーンズ氏は、キュラソー島出身のベテラン選手で、MLBとNPBでの豊富な経験を持っています。

ジョーンズ氏のキャリア

ジョーンズ氏は1996年にアトランタ・ブレーブスでMLBデビューを果たし、ロサンゼルス・ドジャースやニューヨーク・ヤンキースなど5球団で17年間プレーしました。通算2196試合に出場し、1933安打、434本塁打、1289打点を記録。特に2005年には51本塁打、128打点で打撃2冠を獲得し、MLBを代表する外野手として活躍しました。

2013年からは東北楽天ゴールデンイーグルスに加入し、球団初の日本一に貢献。2014年限りで退団し、2016年に正式に現役引退を発表しました。その後、ブレーブスの球団殿堂入りを果たし、2023年には背番号「25」が永久欠番に制定されました。

WBCでの活躍

現役時代からオランダ代表としてプレーし、2006年と2013年のWBC、2015年のプレミア12に出場。引退後には同国代表のコーチとして2017年と2023年のWBCに参戦していました。今回がキャリア通して初の監督就任となります。

オランダ代表のWBC成績

WBCオランダ代表は第1回大会から出場を続け、2013年と2017年には2大会連続でベスト4に進出しました。2023年の前回大会では、台湾開催の第1ラウンドで全5チームが2勝2敗で並ぶ事態となり、失点率の差で準々決勝進出を逃しました。次回大会ではドミニカ共和国、ベネズエラらと同組のプールDに入っています。

今後の展望

ジョーンズ氏の豊富な経験と指導力が、オランダ代表の新たな歴史を築く鍵となるでしょう。2026年WBCでの活躍が期待されます。