シダマツ最後の国内戦、初戦突破で見せた絆と実力
シダマツこと志田千陽と松山奈未が、ジャパン・オープン初戦を突破。国内最後の試合で見せた絆と実力に注目。

シダマツ最後の国内戦、初戦突破で見せた絆と実力
バドミントン女子ダブルスのパリ五輪銅メダリスト、志田千陽(28)と松山奈未(27=ともに再春館製薬所)のペア、通称「シダマツ」が、ジャパン・オープン第2日(16日、東京体育館)の1回戦に出場。廣上瑠依(22=再春館製薬所)、保原彩夏(26=ヨネックス)組との日本人ペア対決に2―0でストレート勝ちを収めた。
シダマツは8日に、世界選手権(8月、フランス・パリ)を最後にペアを解消することを発表したばかりで、今大会が国内最終戦となる。2ゲーム目は10点差をつけるなど、結成11年にわたる経験値の高さを見せつけ、まずは初戦を突破した。
試合後、志田は「しっかり準備して勝てたのでよかった」と安堵の表情を見せた。コンビ解消発表後初の試合となり、ひときわ大きな声援を浴びた松山は「あまり日本で名前を呼んでもらえることないので、すごくうれしい」とはにかみ、志田は「シダマツタオルを持ってくれたり、たくさん名前を呼んでくれて本当に改めてうれしいなと思った」と駆けつけた多くのファンからの後押しをかみしめた。
志田は「目標はもちろん優勝。いろいろ意識してしまうところはあるが、一つひとつシダマツらしいパフォーマンスができれば」と力を込めた。
今後の展望
シダマツの今後の活躍に注目が集まる中、ファンからの期待も高まっている。国内最後の試合となるジャパン・オープンでの優勝を目指し、さらに絆を深めていくことが期待される。