横浜高校野球チーム、作新学院をコールドで下す

2025年5月19日、ひたちなか市民球場で行われた第77回春季関東地区高校野球大会2回戦で、横浜高校が作新学院を8-1でコールド勝ちし、連勝記録を26に伸ばしました。

主力不在の中での勝利

横浜高校の主将、阿部葉太は大会前の試合で右ふくらはぎを痛め、先発を外れていました。しかし、副主将の奥村凌大がその窮地を救いました。

奥村凌大の活躍

五回、1死走者なしの場面で、途中出場の阿部駿大がセーフティーバントで出塁。1番打者の奥村凌大が左打席へ立ち、カウント2-1から内角寄りの直球を捉え、右翼スタンドに飛び込みました。これは公式戦初のアーチとなる勝ち越し2ランでした。この一打で勢いづき、この回一挙4得点。奥村凌大は七回にコールド勝ちを決める適時二塁打も放ち、3安打3打点の活躍で打線を引っ張りました。

村田監督のコメント

村田浩明監督は阿部葉のベンチ入りについて「外した方が良いか迷った」とし、「連勝記録と夏（の全国選手権大会）とどっちが大事かと考えたら、夏なので」と語りました。それでも「野球うんぬんだけではない」と、ベンチでの存在感の大きさを強調しました。

今後の展望

この日は阿部葉だけでなく、主力投手の奥村頼人、織田翔希を起用することなく大勝しました。村田監督は夏の前哨戦となる今大会では、「成長、育成、経験の三つを大事にしていきたい」と述べました。

横浜高校は「全員野球」を掲げ、主力不在の中でもチーム一丸となって勝利を掴み取りました。今後の活躍が期待されます。