最新ランキングの概要

2025年5月27日、ITTF（国際卓球連盟）は最新の世界ランキング（2025年22週目）を発表しました。このランキングは、先月25日に終了した世界卓球ドーハ大会の結果を反映したもので、昨年開催された複数の国際大会のポイントが失効したことにより、順位に大きな変動が見られました。

男子ランキングの動向

男子トップ10では、1位から5位までの順位に変化はありませんでした。世界卓球男子シングルスで優勝した王楚欽（中国）は2000ポイントを獲得しましたが、依然として2位を維持しています。また、同大会で銅メダルを獲得したモーレゴード（スウェーデン）が7位から6位に、向鵬（中国）も9位から8位にそれぞれ1ランクアップしました。

男子10位以下では、世界選手権男子シングルスベスト8の戸上隼輔が10ランクアップし、20位に躍進。これにより、戸上は日本男子2番手の位置を確保しました。その他、アルナ（ナイジェリア）、ゴーズィ（フランス）、黄鎮廷（香港）らも順位を上げています。

女子ランキングの動向

女子トップ10では、1位から6位までの順位に変化はありませんでしたが、世界選手権女子シングルスで銅メダルを獲得した伊藤美誠が2ランクアップし、7位に上昇しました。これにより、伊藤は早田ひな（8位）と大藤沙月（9位）を抜いて、トップ10内での順位を向上させました。

日本選手のランキング

男女シングルス300位までの日本選手のランキングは以下の通りです（※カッコ内は前回のランキング）：

男子

• 張本智和：4位（4位）
• 戸上隼輔：20位（30位）
• 松島輝空：21位（19位）
• 篠塚大登：29位（28位）
• 宇田幸矢：32位（32位）

女子

• 張本美和：6位（6位）
• 伊藤美誠：7位（9位）
• 早田ひな：8位（7位）
• 大藤沙月：9位（8位）
• 橋本帆乃香：13位（13位）

今後の展望

今回のランキング更新により、今後の国際大会での選手たちの動向がさらに注目されます。特に、伊藤美誠の躍進は日本の卓球界にとって大きな希望となるでしょう。今後の試合結果次第では、さらなる順位変動が予想されます。