アルカラス、全仏オープン4年連続ベスト8進出!スポーツマンシップ溢れる王者の振舞い
カルロス・アルカラスが全仏オープンで4年連続ベスト8進出。失点を自己申告するなど、スポーツマンシップ溢れるプレーで勝利を収めた。

アルカラス、4年連続ベスト8進出
2025年6月2日、全仏オープン男子シングルス4回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第13シードのベン・シェルトン(アメリカ)を7-6 (10-8), 6-3, 4-6, 6-4のスコアで下し、4年連続4度目のベスト8進出を果たしました。
熱戦の末の勝利
第1セットはタイブレークに突入し、アルカラスがセットポイントを3度しのぎ、2度目のセットポイントをものにして先行しました。第2セットでは、アルカラスがスポーツマンシップ溢れるプレーを見せ、自ら失点を申し出る場面もありました。その後、第8ゲームでブレークを奪い、2セットアップとしました。
第3セットと第4セット
第3セットでは、アルカラスが2度目のブレークを許し、セットカウント2-1とされましたが、第4セットではファーストサービス時に76%の確率でポイントを獲得し、相手にブレークポイントを与えず、自身は第3ゲームでブレークを果たし、3時間19分の熱戦の末に勝利を収めました。
試合後の会見
試合後の会見で、アルカラスは失点を自己申告した場面について、記者からなぜそうしたかを問われ、自らのポリシーを語りました。
「言わなければいけなかった。もし何も言わなかったら罪悪感を感じていただろう。自分が間違ったことをしたり、間違ったショットや反則のショットを打ったと分かっているなら、言わなければならない」
「自分に正直でいなければいけない。ベン(シェルトン)にも、みんなにも正直でなければいけない。相手にも自分自身にも公平であるためにね。それがスポーツであり、そうあるべきだと思っている」
「これは僕たちがお互いに敬意を払うということであり、スポーツ全般がこのようにあるべきだと僕は思う」
準々決勝へ
勝利したアルカラスは、準々決勝で第12シードのテイラー・ポール(アメリカ)と対戦します。ポールは4回戦で第25シードのアレックス・ポピリン(オーストラリア)を下しての勝ち上がりです。