柴田慎吾監督の初陣

コンサドーレ札幌は16日、ホームで秋田戦（大和ハウスプレミストドーム）に臨む。12日から指導を開始した柴田慎吾監督（40）体制での初陣となる。15日に札幌・宮の沢で非公開での前日練習に臨んだ新監督は、次のように語った。

「4日間という限られた中でできる限りのベストは尽くした。もちろん反省点もあるが、あとは選手とスタッフ、サポーターのみなさんと一緒に戦うだけだ」

攻撃的サッカーの戦略

岩政大樹前監督（43）から交代し、J1昇格のミッションに向けた戦いが始まる。柴田監督が掲げるスタイルは、スペースを活用した攻撃的サッカーだ。

「勝つ確率が“スペースアタッキング”で少しでも増えるように、いい準備ができたら」

教え子や保護者からのエール

今季から務めていた札幌U－18の監督を途中退任してのトップチームでの指揮。教え子や保護者からのエールが多数届き、柴田監督は感謝の意を表した。

「いろんな感情が入り交じった中での覚悟を持った就任だったので、そこで背中を押された。ぐっと気持ちが入る連絡をたくさんいただいた」

勝利への誓い

「情けない姿は見せられない。勝利を届けて一緒に喜びを分かち合いたい」と柴田監督は誓う。

宮沢裕樹MFの意気込み

柴田監督と同期で08年に札幌に加入したMF宮沢裕樹（36）は、次のように語った。

「僕が現役中にというのはうれしいこと。次の試合しっかり勝つためにやるべきことをやるしかない」

【保坂果那】