エンジェルスの未来は暗雲立ち込める?ドジャース&パドレスとの新地区編成でプレーオフ遠のく
MLBのリーグ再編により、エンジェルスがドジャースやパドレスと同じ地区になる可能性が高まり、プレーオフ出場がさらに難しくなる見通し。

エンジェルスのプレーオフ出場がさらに10年遠のく可能性
ロサンゼルス・エンジェルスの専門メディア『halo hangout』は、MLBのリーグ再編に関する最新の見通しを報じました。特に、エンジェルスがロサンゼルス・ドジャースやサンディエゴ・パドレスと同じ地区に編成される可能性が高いと指摘しています。この新地区編成により、エンジェルスのプレーオフ出場がさらに10年遠のくことが懸念されています。
リーグ再編の背景
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、球団新設に伴うリーグとディビジョンの再編成を示唆しました。『The Athletic』のアナリスト、ジム・ボウデン氏によると、新たに2球団が加わり、32チームとなる場合、東西16チームずつに分かれ、各リーグ4地区(各地区4チーム)という地区分けになる可能性があります。この再編成は、地理的に近い球団を同じ地区に配置し、選手の長距離移動やタイムゾーンの違いによる問題を解消する狙いがあります。
エンジェルスの現状
エンジェルスは現在、ア・リーグ西地区でシーズンを戦っていますが、2014年以来10年間ポストシーズンに進出できていません。『halo hangout』は、エンジェルスがナ・リーグ西地区の強豪チーム(ドジャース、パドレス、ダイヤモンドバックス)と同じ地区になれば、状況はさらに悪化すると厳しく見通しています。
新規チームの本拠地
米専門局『FOX Sports』は、新規チームの本拠地としてシャーロット(南東地区)とポートランド(北西地区)をピックアップしています。ボウデン氏と同じく、エンジェルスはドジャース、パドレス、ダイヤモンドバックスと同じ地区に入ると予想しています。
エンジェルスの未来
マンフレッド氏は以前、2029年までに球団新設を実現させたいと話していました。フランチャイズプレイヤーのマイク・トラウトが2030年までの契約を残しているとはいえ、エンジェルスに残された猶予はそれほど長くないかもしれません。今後の動向に注目が集まります。