徳田由美子が語る陸上競技の真髄:人生の一部としての挑戦
元800m日本記録保持者の徳田由美子が、陸上競技を人生の一部として捉える重要性を語る。

徳田由美子の競技人生
徳田由美子さんは、1991年の東京世界陸上で高校3年生ながら4×400mリレーの日本代表として活躍し、翌年には800mで日本タイ記録を樹立しました。その後、競技者としての挫折を経験し、現在は川村学園女子大学の陸上競技部でコーチを務めています。
競技への思い
徳田さんは、競技を「人生のすべて」として捉えるのではなく、「人生の一部」として楽しむことが重要だと語ります。彼女は、目標と目的を明確に持つことの重要性を強調し、選手たちに以下のメッセージを送りました。
「目標を高く持つことは大事ですが、それがすべてではありません。何のためにそれをやっているのか、しっかり自分の中で明確になると、すべてが財産になります。」
若手選手への期待
男子800mでは駒澤大学の落合晃選手、女子800mでは久保凛選手が若くして日本記録を更新しました。徳田さんは、彼らが感じているプレッシャーを理解し、周りの大人たちのサポートの重要性を指摘しました。
マルチな活躍
徳田さんは、現役時代にスプリント種目からリレー、さらには駅伝までマルチな活躍を見せました。彼女は、特にジュニア期に様々な種目にチャレンジすることの重要性を語り、陸上競技を楽しむことでより長く競技に取り組むことができると強調しました。
今後の展望
今年9月に東京で開催される世界陸上に向けて、徳田さんは日本の選手たちが最高のパフォーマンスを発揮することを期待しています。彼女の指導のもと、川村学園女子大学の選手たちも新たな記録を目指して日々練習に励んでいます。