角田裕毅、F1イギリスGP初日の挑戦と今後の展望
角田裕毅がF1イギリスGP初日を振り返り、今後のレースに向けた課題と期待を語る。

角田裕毅のF1イギリスGP初日
レッドブルの角田裕毅は、シルバーストン・サーキットで開催されたF1イギリスGPの初日を迎えました。午後からの走行となった角田は、タイムシートでは下位に沈んだものの、内容としては「まずまず」の手応えだったようです。
走行内容と課題
角田はフリー走行1回目でルーキーのアービッド・リンドブラッドにマシンを託したため、続くフリー走行2回目がイギリスGP初走行となりました。レッドブルが今回フロアのアップデートを投入していることもあり、角田にとって走行の機会が1時間少ないというのは不利に働いたでしょう。予選想定ラップでは、最速となったマクラーレンのランド・ノリスから1.164秒落ちで15番手。5番手につけたチームメイトのマックス・フェルスタッペンからも0.666秒と大差をつけられました。
2日目に向けての期待
角田は2日目に向けて課題は山積みだと認める一方で、FP2はまずまずのセッションだったと考えているようです。「まずまずですね。明日に向けてやらなければならないことはたくさんありますが、少なくともシルバーストンを楽しめています」と初日の走行を振り返りました。また、2日目以降に予想されている雨がプラスに働くと思うか? と尋ねられると、「それが助けになるかもしれません。どうなるか見てみましょう。簡単ではありませんが、予報に関してはアップダウンも少ないみたいです」と答えました。
角田の決意
角田はレッドブルに昇格して10戦目を迎えますが、ここまでの獲得ポイントはわずか7点。2025年マシンRB21はフェルスタッペンでも手を焼くほどのピーキーさが指摘されていますが、そろそろ本来のスピードを結果に続けたいところです。それは角田本人が一番分かっていることでしょう。「(前戦の)オーストリアはかなり良かったんです。レースや予選までの状況では、今まででも1〜2を争う良い週末でした」と角田は言います。「正直に言うと、ペースも徐々に上がっています。ちょっとした微調整や、マシンの比較からいくつかの違いがあるので、日曜日に向けてどう適応してまとめ上げることができるか見てみようと思います」と語りました。