阪神の新星・今朝丸裕喜が1軍デビューへ!体重増加で投球に新たな変化
阪神のルーキー・今朝丸裕喜が1軍デビューを目指し、体重増加で投球に新たな変化をもたらしている。その成長と今後の活躍に注目!

阪神タイガースのルーキー・今朝丸裕喜投手(19)が1軍デビューを目指し、着実に成長を遂げています。報徳学園(兵庫)からドラフト2位で入団した今朝丸は、5月にプロ初先発を果たし、6月29日の中日戦(SGL)では7回で11三振を奪うなど、目覚ましい進化を見せています。
体重増加が投球に与えた影響
今朝丸は、2軍施設でのトレーニングを通じて体重を4~5キロ増加させ、現在77キロに達しています。これにより、投球に新たな変化が現れています。「多少、甘くなったボールでもファウルが取れるようになりました。次は空振りを取れるようになりたいです」と、今朝丸は自身の成長を語っています。
高校時代の経験を活かす
報徳学園時代には春夏3度甲子園に出場し、2年連続でセンバツ準優勝を果たしました。U18アジア選手権では決勝戦の先発も任されるなど、その実力は高く評価されています。今季は2軍戦で8試合に登板し、4勝0敗、防御率2.17という好成績を残しています。
先輩からの学び
2軍調整中のチーム最年長・西勇投手からは、投球ルーチンを学びました。「西さんはブルペンで3球目くらいまで軽く投げた後、全力で投げる。その方が制球がまとまると教わりました。僕も取り入れてからコントロールが良くなりました」と、今朝丸は先輩からの学びを活かしています。
謙虚な姿勢を貫く
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を胸に刻む今朝丸。報徳学園時代に監督から学んだこの言葉を大切にし、今後も謙虚な姿勢で野球に取り組むことを誓っています。今季中の1軍デビューを目指し、さらなる成長が期待されています。
◆今朝丸 裕喜(けさまる・ゆうき) 2006年6月2日、兵庫・神戸市生まれ。19歳。東灘小3年から野球を始め、本庄中では硬式の関メディベースボール学院中等部でプレーし、タイガースカップ出場。報徳学園では1年秋から背番号「10」でベンチ入り。2、3年春にセンバツ準優勝。24年のドラフト2位で阪神入団。187センチ、77キロ。右投右打。背番号28。今季の推定年俸720万円。