横綱豊昇龍が新十両朝白龍に出稽古を呼びかけ!大相撲秋場所に向けた熱いエール
大相撲秋場所に向けて、横綱豊昇龍が新十両の朝白龍に出稽古を呼びかけ、熱いエールを送った。二人の絆と今後の活躍に注目!

横綱豊昇龍からの熱いエール
大相撲秋場所(9月14日初日、両国国技館)での新十両を決めた朝白龍(高砂)が12日、都内の部屋での稽古後、横綱豊昇龍からのエールを明かした。豊昇龍は朝白龍の昇進を祝福し、「出稽古に来いよ」と声をかけたという。
高校時代からの絆
朝白龍は2015年に豊昇龍、小結欧勝馬と同じ飛行機で千葉・柏日体(現日体大柏)に留学。角界入りを目指し相撲部に在籍したが、1年途中で豊昇龍がレスリング部から転向。日体大進学後にレスリングから相撲に転向した欧勝馬の2人には、番付で先を行かれたが、同じ関取の地位まで追いついた。
名古屋場所での再会
欧勝馬とは名古屋場所中に会場のIGアリーナで顔を合わせた際にエールを受けていたが、豊昇龍は5日目から途中休場していたため、顔を合わす機会がなかった。豊昇龍は7日に夏巡業に参加した際、朝白龍の昇進を祝福したことを明かしていた。
高校時代の思い出
高校時代は自身の存在で朝白龍の大会出場は限られていたが、「いつも三番稽古で相撲を取っていた。強かったよ」と語っていた。朝白龍は「互角ではなかったです。組んで力だけだと僕が有利でしたが、向こうはレスリングをやっていたので技術がある。上手投げ、下手投げ、投げられまくっていました。今は力だけでも差がついていると思います」と冷静に語った。
今後の目標
高校卒業後は角界入りが叶わず、拓大を経て序の口デビューから番付を上げてきた朝白龍。豊昇龍との対戦は目標にしつつ、その時期については「ないです。目標は横綱大関ですけど、目の前のことを考えます。遠い未来を考えるのは良くない。目の前のことに集中していけば、いずれたどり着く」と足元を見つめた。
母校からの応援
母校の拓大から化粧まわしが贈呈予定。モンゴル帰国から戻ったばかりで、現在はじっくりと調整を進めている。父親は元警察官で、モンゴル相撲では関脇だったという。「父は若い頃は横綱とかは全然考えていなかったらしいです。それで『目標は大きく持った方がいい』と言われるようになりました」と語った。
新十両としての決意
26歳での新十両。豊昇龍との対戦、横綱大関を目標にしつつ、一歩一歩目の前の取組に全力を出していく。