ドジャースがハリソン・ベイダー獲得に本腰!MLBトレード市場の最新動向
ドジャースがツインズのハリソン・ベイダー外野手の獲得に興味を示しています。彼の攻守両面での活躍がチームの弱点を補強する鍵となるかもしれません。

ドジャースの新たな狙い
米国移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が27日(日本時間28日)に報じたところによると、ロサンゼルス・ドジャースがミネソタ・ツインズのハリソン・ベイダー外野手(31)に関心を持っているとのことです。最大の理由は、左翼を務めるマイケル・コンフォートが開幕から不振を極めていることです。
ベイダーの今季の活躍
右打者のベイダーは、このオフにツインズと1年契約を結んで以来、近年で最も好調な打撃シーズンを過ごしています。今季は92試合に出場し、打率.250、出塁率.332、長打率.435を記録。12本塁打、9盗塁に加え、優れた外野守備を披露しています。
守備の名手
本来はセンターを守る守備の名手ですが、ツインズではフランチャイズの顔であり、同じく守備力に優れたバイロン・バクストンに配慮して、主にレフトを守っています。ドジャースでは現在、アンディ・パヘスが中堅を守っており、攻守両面で好成績を残していますが、ベイダーの卓越した守備力を活かしてパヘスを右翼または左翼に移し、コンフォートをベンチに下げる構想も可能です。
ドジャース打線の強化
ベイダーの加入は、ドジャース打線の弱点を補強することになります。スター選手が並ぶ強力打線も、外野に関してはやや平凡な印象は否めません。今季のドジャース外野陣は、wRC+102でメジャー12位、fWARでは3.3で16位にとどまっています。ベイダーの優れた守備と安定した打撃が加われば、ムーキー・ベッツ、テオスカー・ヘルナンデス、そして最近ではフレディ・フリーマンといった主力たちが陥った不調の影響を緩和するのに役立つでしょう。
他球団の関心
問題は他球団も関心を持っていることです。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は「ベイダーに対して“堅実な市場”が形成される見通し」だとし、フィリーズ、パドレス、ロイヤルズ、ヤンキース、レッズ、ブルージェイズが注目する可能性があるとしています。